上司が現場を理解してくれない

現場を知らない上司からの指示で苦しむ人続出中

現場の意見に基づき、上司に何かを提案したときに、ばっさりと提案を切られてしまう。
そんな時に、この会社はダメだ、センスが無い、現場の事を何も分かっていないと考えてしまう方も多く、会社に絶望してしまう方も多く居ます。

ですが、それは本当に正しい認識なのでしょうか?
上司が自分の事を分かっていないと考える前に、そもそも本当に自分は会社の事をわかっているのか、視点を変えて考える事が大切です。
大抵の場合、会社の都合を客観的に判断した結果、現場の意見はむしろ現場にとってマイナスとなる事がほとんどな為、反省をするという方も多いでしょう。

認識の違いが生まれる、コグニティブ・バイアスとは

物事が見る人によって全く違う風に取られてしまう事を、コグニティブ・バイアスと呼びます。
コグニティブ・バイアスは日本語で、認識の偏りと訳すことが出来ますが、このコグニティブ・バイアスは、面白い実験によって更に照明されました。

アイオワ大学のアントワン・ベチャラ教授によって行われたこちらの実験では、被験者に4つの山札と2千ドルが与えられます。
山札からカードを巡ると様々な指示が書かれており、100ドルゲットというようにプラスになる場合もあれば、100ドル支払いというようにマイナスになる指示もあるのです。
被験者は実験中、出来るだけ自分の利益が大きくなるように、カードを引く山札を選んで引いていきます。

ですがこの実験には秘密があり、4つの山札のうち2つは、最初はプラスになる物の、カードを引くごとにマイナスになっていく山札、残り2つは、最初はマイナスからスタートするも、最後はプラスで終わるというカードが入れられているのです。
被験者は勿論この事を知らず、様々な感情を張り巡らされながら、何が起るか分からないという事を、実感することが出来ます。

コグニティブ・バイアスとはこのように、成功するためのパターンという物は人間は無意識に獲得しようとして、その結果どうなるかが分からない、結局迷走してしまう事態に陥る事を指します。
人間の心理を突いた非常に面白い実験で、被験者も冷や汗ものとして人気の方法です。

自分の居るフィールドを超えて、全体像を見ましょう

このようなコグニティブ・バイアスにならないためには、自分が実際にいるフィールドを少しあげて、視点をあげて物事を見ることが大切です。
視点をあげるというのはこの場合、立場を変えて、会社の全体像を見るという事を指します。
会社の目指すべき方向性、実際に行っている仕事、企業の取引先など、とにかく今居る場所からだけでは無く、様々な場所から見ることで、上司の指示が分かるようになるかもしれません。