医薬品に関わるエキスパートとして薬剤師は存在しています。
薬の調合はもちろんですが、調剤薬局やドラッグストアなどで働く場合には接客業務をこなすこともありますし、マルチなスキルが求められることもあります。
ここでは薬剤師の仕事内容やなる方法、給与などさまざまな情報を発信したいと考えていますから、今後薬剤師という職業を目指したいという方は参考にしてください。

薬剤師になる方法

薬剤師の仕事内容は多くの方がご存じだとは思いますが、薬の調合や研究が第一に挙げられます。
主な活躍の場としては調剤薬局が挙げられますが、ほかにも病院などの医療機関やドラッグストア、官公庁など多岐にわたる職場で活躍することが可能となります。

勤め先によって業務はやや変わってきますが、基本的には薬剤に関する業務に携わることになるのは間違いありません。
研究機関だとさまざまな薬を開発するために日夜研究に没頭することになりますし、臨床実験やデータ収集に携わることもあります。

ドラッグストアでは薬の調合だけでなく、来店するさまざまな方へ対応もしなくてはいけませんから、最低限のマナーや接客スキルが求められることもあります。
ほかにもレジ打ちや商品の陳列など、お店で働く一従業員として業務に従事することも珍しくありません。

薬剤師になるには国会資格を取得する必要がありますから、ただ熱意ややる気があるだけで就ける職業ではありません。
ほとんどのケースでは薬学系の大学に進学し、その後国家試験の受験資格を得てから試験に臨むことになるでしょう。
合格率は例年70～90パーセントと言われていますが、試験は一年に一度しか行われていませんから不合格になってしまうと来年まで試験を受けることができません。

薬剤師の給与や向いている人

薬剤師は医療系の職業の中でも比較的給与が高いことで知られていますが、実際には就職先によって給与は大きく違ってきます。
研究機関と病院とでは違いが出ますし、ドラッグストアと調剤薬局でも給与は違ってくるでしょう。

しかし、年収400～500万円前後という方が多い傾向にありますから、安定した収入を得られるというのは大きな魅力と言えます。
経験を積むことで収入はアップしていくことが多いですし、将来性という面でも優れた職業と言えるのではないでしょうか。

福利厚生が充実した職場が多い傾向にあるのも魅力的です。薬剤師は医師が作成した処方箋にしたがって薬品を調合しなくてはなりませんし、その作業は非常に繊細さが要求されます。
そのため、この仕事に就く方は几帳面で繊細な方が向いていると言えるでしょう。
また、患者さんの健康に直接影響を及ぼすこともありますから、強い責任感も必要となります。