1. >
  2. >
  3. 関連した職歴がない!そんな時どうする?

関連した職歴がない!そんな時どうする?

メモを取る男性

転職をしたいけども希望職種がない?!

現在理工系の職種は他の業界に比べてかなり多数の求人が出されています。

ですが数こそは多く見えるものの、実際に自分のキャリアに合った仕事を探そうとしてみると案外適する職場というものは少ないということに気づきます。

その原因は理工系の専門性の高さにあり、過去に就業していた企業や工場がその会社独自の技術や業務を行っていたという時には、新たに似た職種を探そうとしてもなかなか見つけることができなかったりします。

その点が文系の事務職や営業職のように、一つの企業でしっかり基本を身につけていれば他のどの企業に行っても大抵対応することができるということと異なります。

しかし一見自分にあった職種が見つけられないように思える場合であっても、丁寧に情報を洗っていくことでうまく仕事を見つけることは十分に可能です。

大事なのは今自分が持っているスキルや知識をそれ限定で活かそうとするのではなく、そこで培った知識はどの方向に応用していくことができるかということを冷静に分析してみるということです。

専攻していた分野から考える

かつて理工系の仕事に就いていたという人なら、おそらく最終学歴も理工系の学校を出ていることと思います。

理工系の専攻分野としては、「機械」「電気電子」「生物・化学・農学」「薬学・医学」というふうに区別をすることができます。

例えば「機械」関連学部を出た人であれば、今後選べる職種として生産・製造技術や品質・メンテナンスといった仕事を選ぶことができます。

この専攻学科と業務分野の組み合わせからざっと仕事を探してみれば、前職とは多少内容が異なってはいてもかなり自分の持っている技能に近いものを見つけることができるはずです。

仮にそれまでの仕事と全く異なる業務分野(機械工作から衣料品メーカーへの転職など)であっても、勤務をする場所によってはかなり持っている能力を生かして仕事をしていくことも可能です。

視点を変えて活かせる道を探す

古来から「芸は身を助ける」という言葉もありますが、能力に秀でた人は自分の能力を上手く使って、仕事に活かすことができます。

例えば、医療業界に携わっていた人が、業界内の知識を活かしてWebデザイナーとして事務所を立ち上げた事例もあります。異なる業界でも視点を変えるだけで転職や独立ができるという見本です。

他にも、管理栄養士として小学校や中学校で給食を作っていた人が、栄養学の知識と調理の技術を活かして、食品メーカーに転職して新商品の開発に携わったり、料理教室を開講したり、能力を活かして次の仕事に繋げる人も居ます。

理工系の職種は大変に裾野が広くなっていますから、最初から特定の業務分野だけでしか仕事ができないといったようには思い込まず、幅広く必要な技術力を検索してみることを勧めます。