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今は安定してるけど、正直会社の未来が心配!

説明する人たち

出社してみたら会社の玄関に張り紙が!

ドラマや漫画などでは、朝いつものように出社してみたら会社の玄関に張り紙がしてあり「本日を持って当社は廃業いたします」といった文字が書かれていたという場面がたびたび登場します。

取引先ならともかく、それまで一緒に働いてきた上司や経営者がいる会社が何の前触れもなく突然倒産なんてことないだろう、と思いたいところですが実はこれは創作の中のお話だけではありません。

冗談のようですが実際に「新卒で入社して1年目で突然つぶれた」というような話は今どき珍しくなく、かなり経験者が多いというのが実情です。

中には苦しい経営状態を巧妙に隠してギリギリまで明らかにしないという会社もいますが、ほとんどの場合は普段の仕事をしているときからなんとなく「この会社は危ないな」という印象を持つ瞬間があるものです。

上場企業や規模の大きめの地方企業などでは必ず決算書が年に1回以上公表されることになっていますが、この内容すらもし粉飾をされていたなら全く信ぴょう性のないものと言えます。

普段から経理の仕事をしていたり、会計に関わる知識がある人なら決算書を詳しく読んでいくことで「あれ?」と思うところを発見することもできるはずなので、まずは雰囲気だけでなく本当にその会社が安定しているかということを調べてみる必要があります。

沈んでいく泥船に巻き込まれないために

潰れかけている企業のことを「沈みつつある船」と表現することがあります。

新卒から長年勤務をしてきた会社ということになると、つい愛着や忠誠心が芽生えるものなのでギリギリまで残ったり最後の精算時まで会社のために尽くそうと思いたくなるかもしれません。

ですが実際の会社倒産というのは非常にシビアであり、そこで忠誠心を示しても現実的にはほとんど評価されることはありません。

むしろ次の就職活動をするときに、いつまでも潰れそうな会社にしがみついていたとして「会社の経営状態を把握することができない人」というマイナス評価になってしまうことすらあります。

沈んでいく船に最後まで残っても、褒められるのは船長だけです。

もし「この先は危ないかもな」と感じたら、早めに転職活動を開始した方がよいかもしれません。